2008-10-12 M氏のこと 彼が企画した映画は 産婦人科医療の過酷な現場をひとりの女性産科医の姿を通して描くヒューマンドラマだった。冤罪に関係する裁判には必ず傍聴に行き、冤罪被害者たちに警察捜査のあり方、司法のあり方、メディアの報道の仕方などを講義したり、講演をしたりもしていましたね。真実がどこにあったのかは知りませんが、人当たりの良い控えめな話し方がテレビのワイドショーなどで見るヒステリックに甲高い声とはぜんぜん違う印象でした。 瞳の奥でいつも怯えているような、そんな目が印象的な人でもありました。ご冥福を。