3回目で泣く

ブタがいた教室』ですけど。
完成前のオールラッシュ、完成披露試写、そして今日、東京国際映画祭の会場でこの映画を観ました。
前二回は、シナリオはこうだったのに、とか、この場面はこうすれば良かったのに、とか、まあ、いろいろと減点しつつ観ていたのですが(自分が関わった作品はたいていそういう見方になります)、今日は観ながら何度も嗚咽が漏れそうになったのでした。
何だか素直に子供たちの気持ちにより添うことが出来たのでしょう。
そして、この感じはイランの児童映画に似ている、と思いました。
『ともだちのうちはどこ?』とかですね。

上映の後、ティーチ・インがあり、主演のツマブキ君も監督も「自分だったら食べるに票を投じる」と言っておられました。監督は企画を進めている時からずっと、その立場でした。
なので「別に無理して食べなくてもいいんじゃないの?」という立場のぼくと脚本打ち合わせの時にケンケンガクガクしたことを思い出しました。

このティーチ・インで最後に質問に立ったお客さんは、松山ケンイチ君でした。
仕込み、なのでしょうが、会場にいたお客さんにはとても嬉しいサプライズでしたよ。
トータス松本さんの主題歌ライブもありましたし。
(この歌も今日、3回目で好きになりました。1回目の時はもっとメロウな曲が流れるものとばかり思っていたのでビックリ仰天し、2回目も違和感を感じていたのですが、今日は歌詞の内容がしっかりとぼくの胸に届きました)

てな感じで会場を後にして、ハロウィン・パーティーへ。
参加者それぞれ工夫が感じられる仮装で楽しかったです。