朝の、贈り物

今朝、遮光カーテンの隙間から朝の光が射し込んでいて、その明るさのせいで目が醒めてしまったので、二度寝するのも何だしな、と布団の中でボーッとしておりました。

こういう時は、ふと浮かんできた言葉なりイメージからどんどんと自由連想をひろげてゆきます。

今朝、頭に浮かんだのがハワイに伝わる癒しの秘宝、ホ・オポノポノのことでした。
そう、最近、あちこちで紹介されていて、とある精神科医のお医者さんが患者さんに試してみて、とても効果的だったという例の「言霊」です。

「愛しています」「ごめんなさい」「許してください」「ありがとう」
という四つの言葉を言霊として届けたい相手(自分自身を含む)のことをイメージしながら声に出すことで、関係性が浄化されてゆく、という、ひとつの「祈り」です。

で。
ワタクシは基本的に、こういうことを知ると「どれ、試してみるか」と思う人間です。
疑う前に試してみる。
試してみて、とりたてて「浄化」なり「効果」なりが自分自身で体験できないのなら、その時はじめて疑ったり否定したりすればいい、と思っています。

そんなイカサマに騙されるなんて、オメデタイね!

なんて思う方もたくさんいらっしゃるでしょうし、「そんなことですべてがうまく行くなら世の中、誰も苦労してない」と至極ごもっともな意見をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。

で、ワタクシは特定の宗教は持っておりませんが(どの宗教も、突き詰めればひとつの同じことを言っている、と感じていますから別にどこの宗教のどの宗派やセクトだけが真実を教えてくれる! とは思いません)、ひとつだけ言えるとすれば、「ワタクシは物語を信じている」とは言えるでしょう。
数多くの小説や映画や流行歌の歌詞がワタクシの「心を育ててくれたし、いまもそれを支えにしている」ということは事実だな、と思っています。

なので、数多くの物語が言っていることは「正しい」と思っています。
曰く、「復讐は空しい」
曰く、「暴力は暴力を産む」
曰く、「愛こそすべて」
曰く、「父なる神は常に片目」
曰く、「すべての奇跡は森に入って行くことで起こる」
なんて感じです。
で。
同じように「物語の神の教え」にはこんなのもあるわけです。

懐疑論者は馬鹿を見る」

たいていの物語は「誰もが疑ってかかることを信じた者が、最終的に救われて行く」と描いています。
で、頑なな懐疑論者が「愚か者」から教えられ、心を変えて行く様子が、感動という物語の魔法として語られるんですね。

    • と。

話は思いっきり脱線してますが。
ハワイの秘宝的言霊、ホ・オポノポノの話です。

この「愛しています」「ごめんなさい」「許してください」「ありがとう」という四つの言葉を英語にすると、たぶん、こうなるんだろうな、と思ったわけです。

「God,love you」
「I'm sorry」
「For give me」
「Thank you」

で。
おッ と思ったのでした。
この四つの言葉の頭文字を取ると「G・I・F・T」(贈りもの)になるぞって。
で、「神」という言葉に抵抗があるから使いたくないと思ってる人も多いから「God」とは言いたくないってこともあるだろうな、と思うわけです。
なのでその部分を取ってみると--
「LIFT」
になる。
つまりは「神」と言える人には「贈り物」を、言えない人でも大丈夫、ちゃんと「持ち上げてあげるからね」って感じ。

この辺りの「信じる者は救われる」だけでは終わらない、「信じなくてもぜんぜんOK」な「秘密」をみつけると、ワタクシはニコニコします。
だって、信じなきゃ救ってやんない、なんて言ったり、「私に逆らうと罰を与えるぞ」「ほかの神様を信じる奴は地獄に落とすからな」なんて言ってる「心が狭くて嫉妬深い神様」なんて、それだけで信じらんないじゃない?