ポエム
いま、この夜中に息子くんがやってきた。
詩を作った。読み聞かせるから聞いてくれ。
とおっしゃる。
拝聴していると、頭で作った言葉の羅列の中に、彼のハートの一端が見え隠れしていて、中々に好ましい。
言っていること、考えていること、詩の終わらせ方。
そこに「若いな」「青いな」と思える部分があること、それが嬉しかった。
高校二年生の作ったポエムが「若かったり青かったり」しないほうが不気味だしね。
というわけで、彼が作るような詩は、いまのぼくには書けない。
そして
それでぜんぜんOKなのだと思う。
詩を三編か四編、聴かせてもらった後、息子くんと「思考」について語り、「言葉」について語り、それが「神」についての考察となり、「宇宙」についての意見交換となった。
それこそが「ポエム」のような気がしたのだった。