ハイスクール・ミュージカル

いきなり「HIGH SCHOOL MUSIAL 3」とメインタイトルがバーンッと出たのでひっくり返りそうになった。
だって、劇場用としては第1弾だから。
なのに「THE MOVIE」とかにしないで、堂々と「3」としてしまうところが、じつはこの映画の素敵なところ。
映画館で初めて観る人には、いきなりの「3」攻撃は参るだろうけどね。

でも
これ、「3」なんだよ。
それがすべてって感じ。

「1」と「2」をテレビでニコニコ見ていた隠れファンとしては、この「3」は格別の味わいでございました。

ああ、彼らも卒業なのかあ、とまるで学校の近所の駄菓子屋さんみたいな気分で、高校生活をしっかりとバスケと演劇でエンジョイした、とってもディズニーなよい子の主人公たちの巣立ちを見守っておりました。

私のご贔屓はもちろん、この映画のホームページでメインキャストとして紹介もしてもらってない、映画のラストでも、チャドの彼女よりも扱いが下、という可哀想な、だけど物語の中ではジュリアードに進学が決まった、作曲担当のケイシーちゃんでございます。

こういう悪い人の出てこない、和気藹々としたハッピームービーは、いつだって大好きだ!(そういうのに限って中身がないって言われたりするんだけどね。悩みも挫折もドラマもないけど、でも中身はあるよ。幸せな気分って言う何よりも大切な中身が)