LOST 最終回

『LOST』の最終回、前後編を見終えるなう。まいった。この精神性の高さは何だ。
善も悪も超越してしまった。

すべての戦い、確執、怒り、憎しみ、別れ、そして死、を否定せず、そういう経験が「愛」の完成に不可欠なのだとまで語る。(いや、語らずにカットバックだけでそれを表現してしまう!)

善も悪もたったひとつのことを学ぶためにあり、それはこの全124話だかの物語も、たったひとつのことを語るために展開していたのだと感動と共に伝えるための最終回。

それは  




「赦し」





その背景にこのステンドグラス。














代表的な宗教シンボルをひとつのステンドグラスの中に納めて、あらゆる「宗教戦争」すらも癒してしまうのでした。(このステンドグラスはフリー・メイスンのメソニック教会にも似たものが飾られてるんだけどね。それは組織の凡宗教性の表現として)



そして、すべての謎を解く鍵は 「ユング」の共通無意識 だったりする。



まいったな。



この最終回の前にオンエアされた特番で番組のクリエーターが言っていた言葉がとても羨ましかった。






「我々は視聴者に理解して貰えるわかりやすい物語を作るつもりはまったくなかった。ただ自分たちが面白いと思えるものを追求した」