ひかり

日本の家屋内にはたいてい天井に照明があって、それはたいてい蛍光灯で、しかも天井が低いから光が強い。

だから陰のないのっぺりとした映像になる。
海外ではオフィスや学校以外はたいてい天井の照明はなく、あったとしても天井が高いから光は弱まり、基本、間接照明なので陰影が出来る。
それが海外の家屋内のリアル。
その違いがのっぺりとした日本の映画やドラマの映像と、海外の映画やドラマの陰影と奥行きのある映像との違いを生んでいるのだな、と
世界街歩きとかって番組でカンヌの風景を見ていて気づきました。

ということは海外ドラマみたいな絵が欲しければ、天井の照明を消す、ということをシナリオの中に組み込まないといけないんだな。と、カメラマンでも監督でもないのに、映画の画面そのものに興味がある。
セリフや展開も大事だけど、もっと絵にこだわり、編集にこだわる監督が日本に増えて欲しい。
だって映画は、映像で語る物語、なんだから。