ボロボロにしてッ

島根県まで撮影の見学に行って参りました。



現場に来ていつも目にするのは、印刷物としてのシナリオがボロボロにされている情景。
よく、書物好きな人は本に折り皺がつこうものなら烈火のごとく怒ったりしますが、
脚本というのは折られて破かれて、赤やら青やらで目一杯書き込みがされて、ページの上に別のメモとかをペタペタ貼りまくられて、日々、どんどんボロボロにされて行ってこそ価値がある、
という書物なんです。






そしてたぶん、
こんなにも繰り返し繰り返し読み込まれる書物というのもあまりないように思います。
だから、現場でシナリオという書物がボロボロにされて行くのを見ているのは、嬉しいものです。