思えば子供の時からずっと……
海外ドラマばかり見ていた。
アイラブ・ルーシー(ルーシー・ショー)
ヒッチコック劇場
四次元への招待
コンバット
スーパーマン
アウターリミッツ
宇宙家族ロビンソン
ハッピーデイズ
アダム12
わんぱくフリッパー
名犬ロンドン
鬼警部アイアンサイド
警部マクロード
事件記者コルチャック
人気家族パートリッジ
ルーツ
SHOUGUN
刑事バレッタ
特攻Aチーム
ワンダーウーマン
私立探偵マグナム
スタスキー&ハッチ
冒険野郎マクガイバー
ファミリータイズ
世にも不思議なアメージングストーリー
ER
フレンズ
アリーMy LOVE
ロズウェル 星の恋人たち
フェリシティーの青春
ドーゾンズ・クリーク
LOST
以下、ドドドッと現在オンエア中のものたちへと、途切れることなく延々とリストは続いていくし、このリストに入ってないけど、言われれば「ああ、見てたなあ」というのもいっぱいある。
こうやって、生涯にわたってずっと海外ドラマを見続けてきて、その間に日本のドラマやアニメもいろいろ見てて、最近日本のドラマと海外ドラマのクオリティーの違いが歴然となってきていることに戸惑っているのです。
昔は海外ドラマも日本のドラマも区別なく楽しむことが出来た。
倉本聰、山田太一、市川森一、早坂暁、向田邦子、松木ひろし、佐々木守、鎌田敏夫……。
そんなビッグネームさんたちが書く物語は海外ドラマで笑ったり泣いたりしているのと同じように笑って泣けるいいドラマばかりだった。
役者さんたちも個性的で魅力的で素敵だった。
けれど、いまたとえばデンマークのドラマ
キリング
なんかと較べても、明らかに見劣りするドラマが多い。デンマークとかスウェーデンとか、あるいはイギリスとか、予算面ではたとえ国からの補助があるとは言っても、日本の大企業がスポンサーについてるドラマと比べて、さして制作費に違いがあるとは思えない。
ようは見る側が「クォリティー」を要求しているのかどうか、なのだろう。三方向にしか壁がなく天井もないセットで舞台劇のように独り言を言っているCMで人気の役者さんを見ているだけで良いのだと思っていると、そういうものしか作る側も流さなくなる。
もちろんテレビはただで見るもの、として受信料すら払いたくない人たちだから、はじめからクォリティーなんか求めてはいないのかもしれないけれど。
でも、いまの大河ドラマ、あれを小説で読んだとしたらえらくつまらないだろうね。説明ばかりでドラマがまるで描かれないから。
いまの朝ドラにしても、夜、外国の先生が歌う声が聞こえてきたなら、そこからバアっとイメージの翼が広がっていかなきゃ赤毛のアンをモチーフにしてる意味が無いじゃないの。
もっともっとテレビドラマは魅力的になるはず。だから見る側も、もっともっと質のいいものを見せてくれと言い続けたほうがいい。
今日はアトムの誕生日、というわけで
NANGKING AWARD
NangKing・アワード という賞を創設したらどうだろう。
ネットやSNSでこれだけ映画批評をする人たちがいるのだから、
そういう書き込みもまた作品であるとして、ちゃんと賞を与えたりするのはどうだろう。
というただの思いつきです。
2013年の、ありがとう!
監禁探偵 から、ありがとう。
生贄のジレンマ 上 から、ありがとう。
生贄のジレンマ 中 から、ありがとう。
生贄のジレンマ 下 から、ありがとう。
江ノ島プリズム から、ありがとう。
怪奇大作戦ミステリーファイル・ノベライズ から、ありがとう。
怪奇大作戦・ミステリーファイル 第一話 血の玉 から、ありがとう。
怪奇大作戦・ミステリーファイル 第四話 深淵を覗く者 から、ありがとう。
Y・O・U やまびこ音楽同好会 から、ありがとう。
どの作品も素敵な思い出に彩られています。
ありがとうございます。
そして
ご覧いただいたり、店頭でお手にとってくださったりした皆様、ありがとうございます。
みなさまの思い出に残る作品があったなら、幸せです。
Thank you for everything.
GRAVITY
GRAVITY
を3D-IMAXで見る。
日本語タイトルは
ゼロをつけて、無重力、という意味にしてますけど、これはやはり、ゼロがつかないグラビティーのほうが内容にあってる。
GRAVITY には重大な局面、みたいな意味もありますし。
だから、のっぴきならない! ってタイトルでもあるわけですよね、本来は。
とはいえ、無重力世界で展開するから撮影はそれだけで大変なのに、延々と長回しで撮ったり、絵画的構図でピタリと人物を画面に収めたり、小ネタを浮遊させたりと。キュアロン節も全開。
「君はいったい何をやらかしたんだ?」
とスピルバーグに言われたりもしたらしいね。
素晴らしいです。
そんな、GRAVITY ですが、
これは、生きる、ということの重さ、命の重力を描く映画です。
以下、もしかしたらネタバレ。
OK?
自分の体の重さに気づいて微笑むヒロイン、というのは映画史上初かもね。あたし、重いわ! 素敵! って感じ。